~ 第39回 今様合のご案内 ~
◎10月13日(日)午後3時/阿弥陀堂・後白河法皇ご宝前にて
受付/本堂内寺務所 参拝料1,000円(カラーパンフレット付き) ※毎年10月第2日曜日開催
平安後期の1174(承安4)年9月1日から毎夜15日間。
東山七条付近にあったといわれる、時の権力者後白河法皇の法住寺南殿で貴族たちを集めて、歴史を飾る一大イベント「今様歌合せ」が催された。
この「今様」とは、当世風、今風といった当時平安時代に流行ったという意味である。
800余年の歳月を経て、1986年「今様合」は、法皇ゆかりの御所南殿跡といわれる現在の法住寺でよみがえる。平安の雅の世界を復活させた「日本今様歌舞楽会」(会長・石原さつき)が主体となって、毎秋(10月第2日曜日)、華麗な衣装を身につけ、再現されている。
~ 後白河法皇・御陵御前立御木像 特別御開扉 ~
10月13日(日) 受付時間/午前9時~午後4時(午後4時半閉門)
「今様合」に併せ、後白河法皇・御陵御前立御木像を特別御開扉しております。
境内では、今様が先代住職の歌声で流れております。しばしの間、耳を傾けていただき、平安時代の優美なひとときを感じていただければ幸いです・・。
~ 「今様合」記念ご朱印のご案内 ~
・10月12日(土)、13日(日)、14日(月・祝)
・9時~16時(12時半~13時半/中休) ※13日(日)9時~12時
・「今様」記念ご朱印/1、500円(住職直書きの見開きご朱印)
「梁塵秘抄 巻第二 ~観音品~」
観音深く頼むべし
(略)弘誓(ぐぜい)の海に船浮かべ 沈める衆生引き乗せて
菩提の岸まで漕ぎ渡る
観音菩薩を深く信頼申し上げるがよい。
菩薩は弘誓の大海に船を浮かべ、改定に沈んで苦しんでいる人々を船に引きあげ乗せて、
悟りの彼岸浄土にまで漕ぎ渡ってくださるのだ。
~ 後白河院・新ご朱印帖のご案内 ~
・10月12日(土)9時より受付開始
・1冊3,000円(住職直書きの見開きご朱印付き)
※冊数限定ではございませんので、いつお参りいただいてもご用意しております。今回の「今様合」にあわせてご案内させていただきました。
今回の新・ご朱印帖は薄いサクラ色をベースに、菊の紋が散りばめられた生地になっております。
そして、最初の見開きのページには住職直書きのご朱印が描かれております。その内容は「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」という書名の由来となった場面(右ページ)になります。
古代中国に虞公(ぐこう)と韓娥(かんが)という二人の人がいた。美声の持ち主で、他人が競争しても及ぶところではなかった。聞く者は賞賛し、感涙を抑えることができないほどであった。歌った声の響きに、梁(うつばり)の塵が舞い上がって3日とまらなかったので、その故事にちなみ、すぐれた歌謡を集めた本書を、「梁の塵の秘抄」とはいうのであろう云々。
皆さまにとって、今様がより身近に感じられますように・・・。合掌