参拝入口- 本堂に入り、写経の申し込みをします。中に入ると寺務所があるので、そこで納経料(拝観料込)1,500円をお納めください。
本堂でのお参り- 次にお参りです。本堂にはご本尊の身代り不動明王がおまつりされています。正面に座り、先ずお線香を購入します。本数は1本でも2本でも構いません。お線香に火を灯し、自然に煙と香りをいただき、心を整え、手を合わせ一礼します。
塗香- 次に阿弥陀堂に案内してもらいます。
阿弥陀堂では先ず、身体を清めます。塗香(ずこう)というお香を使います。案内の方から塗香いただきますので、左手の掌を前に出しましょう。
塗香をいただいたら、右手の人差し指と中指を使って、指先に付けます。付けた塗香を下唇に、唇を口の中に含みます。そして、残った塗香は両手ですり合わせ、身体全身に(服の上からで構いません)塗りましょう。
これで、内からも外からも身体を清めます。
写経机- 写経机には、僧侶の衣を意味する輪袈裟(わげさ)が置いてありますので、首から下げ、身なりを整えます。
輪袈裟・写経- いよいよ、写経です。お釈迦さまの教え、般若心経を写します。
- 下敷きを見ながら、なぞるような形で筆に墨を付け進めていきます。約260文字余りありますので、時間の目安は1時間~1時間半です。焦らずゆっくりと、一字一字仏さまを描くようにお経を写していきます。上手い下手は特に関係ありません。それよりも、心が乱れぬように最後まで集中しましょう。足は慣れない正座で痺れてくるかもしれませんが、仏さまを目の前に足は崩せません。これもまた修行です。
- 写経が終わりましたら、輪袈裟を元に戻し、下敷きとご自身が写したお経を持って本堂まで戻りましょう。お経は必ず両手で持って、両手で納めてください。
- お経を納めるとご朱印をいただきます。ご朱印帳をお持ちの方はそこに書いていただき、お持ちでない方は紙でもらうか、もしくはこれを機にご朱印帳を購入し書いてもらいましょう。今は参拝の記念にご朱印をもらう方がほとんどですが、本来ご朱印はお経を納めた証としていただくものです。ですので、今回は正式な形でご朱印がいただける訳です。
- 最後に、写していただいたお経は、次の日、毎朝お勤めされるお護摩にてご祈祷されます。そして、その後はお不動さまの足元に納められます。ご自身の分身としてお守りいただいているということを忘れずに、心にとどめておいてください。また、近くに来られた際には、ぜひ会いに来るような気持ちでお参りください。