後白河法皇 編纂の「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」に以下の謌(うた)が詠まれています。
不動明王恐ろしや 怒れる(いかれる)姿に剣を持ち 索を下げ
うしろに火焔燃え上るとかやな 前には悪魔寄せじとて降魔の相(がまのそう)
< 解釈 >
不動明王は恐ろしいことだ。忿怒の姿(ふんぬのすがた)に利剣を持ち、羂索(けんさく)をさげ、背後には火炎が燃え上がるとかいうことだな。
前には悪魔を寄せつけまいというわけで、すさまじい降魔の相(ごうまのそう)をしている。
我々人間もなにかに懸命になると、とても恐ろしく厳しい姿になります。つまり、お不動さまの恐ろしく厳しいお姿というのは、我々をなんとか守り救おうとしてくださっているお姿です。
今年も無事に1年過ごさせていただいたことに先ず感謝し、また、来年もお守りいただけるように手を合わせましょう。
皆さまのお参り、お待ち申しております。合掌
◎12月28日(水)午前10時~/午後2時~
午前の部、午後の部とそれぞれ護摩のお勤めがございます。護摩の後には住職より法話があり、阿弥陀堂にてお供養が振る舞われます。
お供養はお不動さまのおさがりです。毎月、その季節に応じたお供養が振る舞われますので、どうぞごゆっくりお過ごしください。尚、宗教、宗派問いませんので、どなたもお参りください。
※内陣での護摩の様子
参拝者の皆さまには、外陣で一緒にお勤めしていただきます。
また、ご祈祷をお申し込みになった方は、特別に同じ内陣でお勤めしていただきます。真横での護摩はなかなかの迫力です。
・普通祈祷3,500円~(詳しくは寺務所までお尋ねください)
※どのようにお参りをすればいいですか?という質問を受けます。
先ずこの質問の前に、最近よく2礼2拍手をしてお参りする方をお見かけします。2礼2拍手はご神前(神社)でのお参りであり、ご仏前(寺)では静かに手を合わせ(合掌して)、1礼をします。
さて、そのお参りですが、手を合わせる前に、お線香やおローソク、お賽銭をしましょう。そして、手を合わせる時は自分のお願いをするのではなく、先ずこうしてここでお参りすることができることに感謝しましょう。お願いはそれからでも遅くありません。
また、護摩木(1本200円)がありますので、こころを清め、願いを託しましょう。
護摩木には自分のこと、家族のこと、友人のこと、なんでも構いません。なにもなければ、今日という日に感謝しましょう。
◎ご縁日の赤いご朱印(毎月28日のみ)/500円(護摩木1本付)
※本年最後のご縁日となる納めのお不動さまには、上記のご朱印をお渡ししております。
真ん中に「身代り納不動」、左上に「丙申(ひのえさる)」と書いてあります。
◎平成29年「丁酉(ひのととり)」住職手描きのカレンダー
1枚2,000円(28枚限定)