◎10月8日(日)午後3時/阿弥陀堂・後白河法皇ご宝前にて
受付/本堂寺務所 参拝料1,000円(カラーパンフレット付き)
※毎年10月第2日曜日開催
平安後期の1174(承安4)年9月1日から毎夜15日間。東山七条付近にあったといわれる、時の権力者後白河法皇の法住寺南殿で貴族たちを集めて、歴史を飾る一大イベント「今様歌合せ」が催された。この「今様」とは、当世風、今風といった当時平安時代に流行ったという意味である。
800余年の歳月を経て、1986年、今様合は、法皇ゆかりの御所南殿跡といわれる現在の法住寺でよみがえる。平安の雅の世界を復活させた「日本今様歌舞楽会」(会長・石原さつき)が主体となって、毎秋(10月第2日曜日)、華麗な衣装を身につけ、再現されている。
また、今様合に併せ、特別に後白河法皇・御陵御前立御木像を御開扉致します。境内においても先代住職の歌声で今様が流れております。しばしの間、耳を傾けていただき、平安時代の優美なひとときを感じていただければ幸いです・・。参拝時間は午前9時~午後4時までとなっております。
◎今様合のご朱印/各々500円(護摩木1本付き)
※10月7日、8日、9日 各日、各種ご朱印の授与可能でございます。但し、各種100枚のご用意とさせていただきますので、なくなり次第終了とさせていただきます。何卒ご理解いただきますようによろしくお願いいたします。
(昨年は1首ずつお出ししておりましたが、皆さまのお声を尊重させていただき、上記の期間であれば各種授与可能でございます。したがって、来年は違う今様3種となります。)
○今様合のご朱印のご紹介
~梁塵秘抄 巻第1/長歌 秋~
そよ 秋来ぬと 目にはさやかに見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる
「秋が来たな」と目にははっきりと見えないけれども、耳にする風の音で、秋の訪れにはっと気づいて心をうたれることだ。
~梁塵秘抄 巻第2/法師品 7首~
静かに音せぬ 道場に 仏に花香奉り
心を鎮めて しばらくも 読めばぞ 仏は見えたまふ
静かに物音も聞こえない道場で、仏に花や香を供えて供養し、心を落ちつけて、しばらくの間でも専心に『法華経』を読誦すれば、その志に感じて仏はその尊いお姿をお現しになるのである。
~梁塵秘抄 巻第2/仏歌 24首
阿弥陀仏の誓願ぞ かへすがへすも頼もしき
一度御名を称ふれば 仏に成るとぞ 説いたまふ
阿弥陀仏の誓願はいかにもいかにも頼りに思われるものである。一度弥陀の御名を唱えたならば、必ず成仏できると説いておられる。
◎10月8日『今様合』参拝記念のご朱印/500円(護摩木1本付き)
※当日開催されます『今様合』にご参拝いただきました方につきましては、以下・写真のご朱印を授与しております。ご朱印代とは別に参拝料1,000円が必要となりますので、ご注意ください。但し、100枚のご用意とさせていただきますので、なくなり次第参拝記念のご朱印は終了とさせていただきます。何卒ご理解いただきますようによろしくお願いいたします。
※授与受付時間/午前9時~午後3時
夕焼けに扇。金字にてそれぞれの扇に「今様」の文字を‥。そして、すすきが描かれております。右下には「後白河院愛好歌、丁酉神無月八日」、左下には「法住寺」と書いてあります。
夏が終わりを告げ、秋に向かいつつある時候‥夕焼けがとても綺麗でございます。ご朱印にもその夕焼けの朱色が使われていますが、白拍子の袴の色にも想像できないでしょうか?
さて、今年のお題は‥
ぜひこの機会にお参りいただき、今様にふれ、雅なひとときをお過ごしください。
また、参拝時間内であれば、直に今様もうたわせていただきますので、寺務所・受付にて参拝料を納められる際にお気軽にお申し出ください。
皆さまのお参りをこころよりお待ちしております。合掌