◎毎月28日 午前10時と午後2時より護摩のお勤め
神さん仏さんにはそれぞれご縁日がございます。
京都では、21日の弘法さんの日、25日の天神さんの日がよく知られていますが、この日に限らず、いろいろなご縁日がございます。そもそも、ご縁日とはなにかと申しますと、神さん仏さんと私たちが縁を結ばせていただく日です。その日に縁を結ばせていただくことによって、より有難い功徳をいただくことができるのです。ですので、ご縁日は私たちにとってとても大切な日なのです。
法住寺にもご縁日がございます。知っておられますか?
毎月28日がご本尊身代り不動明王のご縁日です。
その日は毎朝のお護摩の他に、午前10時から、午後2時からもお護摩が焚かれ、檀信徒皆さまの日々の感謝御礼を祈り、また健康でお守りいただきますように、お念誦のお加持もございます。お勤めの後にはその月の法話があり、またお不動さまからのお供養もございます。最近ではお供養と言ってもピンとこない方が多いかもしれませんが、お参りをいただいた方々、あるいは、「布施」というお供えをいただいた方々に対して、お不動さまが『たくさんのお供えいただき、今日はようお参りくださった』とお礼をしてくださいます。それがお供養です。法住寺ではその都度、季節の食材を調理して、皆さまに召し上がっていただいております。
では、どのようにお参りをすればよいか?
先ずは、お線香、おローソクをお供えください。そして、その日は本堂正面の蔀戸(しとみど)が特別に開いておりますので、お不動さまのお姿をしっかりと観てお参りください。
午前10時、午後2時とお護摩が焚かれますので、始まる時間までに自分の健康や家族の健康、友達の健康、自分だけに限らず、皆が幸せに過ごせるように護摩木をお書きください。護摩木は1本200円です。お勤めが始まれば、お経本を手に、一緒にお唱え下さい。最初は唱えられなくても構いません。目で追うだけでもちゃんとお不動さまには伝わります。続けてお参りされる内に、少しずつ唱えられるようになります。
また、お供えをしていただくととても良いでしょう。自分の感謝御礼の気持ちを封筒に包んでお供えするのも良いですし、それ以外にお菓子、お餅、お酒、野菜、なんでも構いません。先ずは今日もここにお参りに来られたお礼の気持ちをお供えすることが大切です。何事もお礼からです。
お一人でも、お誘い合わせでも構いません。宗派は問いません。
ぜひとも、ご縁日にお参りくださいますようにお待ち申しております。
◎お不動さまのご縁日朱印(※毎月28日のみ授与。朱印・護摩木1本にて500円)
普段は白紙の奉書にてお渡ししておりますが、毎月28日のお不動さまのご縁日には、背中に背負われる火炎(仏の智恵)をまとった赤紙の奉書にてお渡ししております。お不動さまのご縁日にお参りしたという功徳の証しとして受け、そして願いを託した護摩木を奉納ください。
◎今月の『あいうえお論語』を学ぶ(※護摩のお勤めの後、法話致します)
・暴虎(ぼうこ)馮河(ひょうが)、死(し)して悔(くい)なき者(もの)は、吾(われ)与(とも)にせざるなり。
・学(まな)びて時(とき)に之(これ)を習(なら)う、亦説(またよろこ)ばしからずや。朋(とも)遠方(えんぽう)より来(きた)る有(あ)り、亦(また)楽(たの)しからずや。
◎現在の本堂の様子(内陣/ないじん)
午後3時頃より、本堂壁に埋め込められた無数のクリスタルを通り、西日が入ってきます。