~薬師三尊「衆病悉除/しゅうびょうしつじょ」祈願のご案内~

~薬師三尊「衆病悉除/しゅうびょうしつじょ」祈願のご案内~

※「衆病悉除」とはこの世の病い(新型コロナウイルス感染症)が悉く取り除かれること。

4月28日(水)には本堂落慶記念日、そして、5月3日(月・祝)には後白河法皇忌を迎えます。

本来であれば、大変お目出度い記念日であり、御忌であるにも関わらず、例年通りの行事を執り行うことが出来ません。今まで何事もなく執り行えていたことがどれだけ有難いことであったか・・何もなくいつも通りに過ごすことがどれだけ有難いことであったか・・今こうして見つめ直すことが出来ます。

「本堂落慶記念日」ではご本尊身代不動明王を御宝前に結縁護摩供をお勤めし、「法皇忌」では後白河法皇の菩提を祈るとともに、国家安泰をお祈り致します。

今、私たちひとりひとりに問われ、見つめ直す機会を与えて下さっています。明るい未来を願うのであれば、この機会を大切にひとりひとりが気付かなければいけません。

変わろうとしている未来にただただ流されるのではなく、先人の智慧を学び、良きことを受け継ぎ、見直すことがこれからの私たちの未来への課題となることでしょう。今を自分の思うように生きるのではなく、共に勤め、共に祈りましょう。合掌

 

◎~衆病悉除祈願~「護摩木5本束」と「1日灯(ローソク)」のご奉納のご案内

薬師三尊「衆病悉除/しゅうびょうしつじょ」祈願と称し、ご奉納ください。「不動尊結縁護摩供」または「法皇忌」にてお勤め申し上げます。それ以降のお申し込みの場合は、日々の不動護摩供にてお勤め申し上げます。

今回のお姿は、昨年の緊急事態宣言期間中に「疫病退散」を祈り、住職が写仏したものとなっております。

・受付期間/4月12日(月)~5月16日(日)

・志納金/2,000円

・申込方法/受付期間中に本堂・寺務所にて、「護摩木5本束」または「1日灯(ローソク)」を選び、ご奉納ください。1つ以上ご奉納をご希望の方は「護摩木5本束」と「1日灯(ローソク)」の組み合わせ、すべて護摩木、すべてローソク、いろいろなご奉納の形がございます。また、ご奉納くださった御印(おしるし)として、下記のお姿・ご朱印を順に授与致します。ご不明な点は直接お尋ね下さい。

※受付期間中、住職不在時は受付不可となりますのでご注意ください。

※御印をご朱印帖に直書きしますので、必ずご持参ください。

 

①薬師如来のお姿(右)と直書きご朱印(左)の御印

※最初に受けていただく薬師如来の御印。お姿はご朱印帖に貼り付けていただきます。

②日光菩薩のお姿(右)と直書きご朱印(左)の御印

※薬師如来の御印後に受けていただく日光菩薩の御印。こちらのお姿もご朱印帖に貼り付けていただきます。

③月光菩薩のお姿(右)と直書きご朱印(左)の御印

※日光菩薩の御印後に受けていただく月光菩薩の御印。こちらのお姿もご朱印帖に貼り付けていただきます。

 

薬師如来という仏さまは全国各地におまつりされておりますが、特に天台宗では比叡山延暦寺・根本中堂のご本尊と知られております。このご本尊は伝教大師最澄上人の御作であり、本年6月4日には最澄上人の1200年大恩忌を迎えます。ぜひ、この機会に比叡山に登り、お参りくださればと思います。

そこには、最澄上人の御心「己を忘れて他を利する」不滅の法灯が今も尚、受け継がれております。いつの時代も変わらぬ大切なこころ・・私たちはそのことに気付き、学び、そして次世代へと伝えていかなければいけません。合掌