『法皇忌』追加ご案内と花咲く法住寺

本堂前の枝垂れ桜もあと少し‥ピンクの花びらと新緑との組み合わせが今とても綺麗です。(4月24日付)

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さて、先日ご案内申し上げました『法皇忌』についてご質問ございましたので、この場をお借りしましてご説明させていただきます。また、新たに追加ご案内もございますので、よろしくお願い致します。

◎5月1日〜7日『後白河法皇ご尊像』参拝記念・ご朱印/500円(護摩木1本付き)

※後白河法皇ご尊像特別御開扉中、参拝料500円納めていただき、参拝いただきました方につきましては以下・写真のご朱印を授与致します。ご朱印は別に各500円必要となります。前回ご案内のなかった新しい参拝記念・ご朱印もございますので、ご確認ください。

なお、枚数に限りがございますので、なくなり次第参拝記念・ご朱印は終わらせていただきます。何卒ご理解いただきますようによろしくお願いいたします。

・新緑が目に鮮やかに映る時季‥ご朱印にも少し新緑を描き、後白河法皇がこよなく愛された今様

「遊びをせんとや 生まれけむ 戯れせんとや 生まれけむ」と書いております。真ん中には、法住寺の紋である「葉菊」が押印してございます。

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・西日が眩しく目に映るとき‥ここ法住寺より西方を臨むと蓮華王院(三十三間堂)には西方浄土が浮かび上がります。後白河法皇は平清盛にただただ蓮華王院を奉納させたのではなく、自身の納まる御陵に御堂、千手観音がすべて向くように建立させております。つまり、御陵に納まる秘仏・ご尊像と蓮華王院に納まる千手観音とは向かい合わせに意義あってまつられております。平安時代の末法の世になにを望むか‥せめて極楽浄土に導かれたい‥そのような想いがあったのだと思われます。

後白河法皇は今でも一番の特等席で蓮華王院・千手観音を眺めておられます。朝は東山から昇る朝日が千手観音を照らし、夕方になれば西日が後光のように照らす。夜は月明かりがうっすらと照らす。まさに蓮華王院、そこには西方浄土があるのです。

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自身の扇で西日を遮ったとき、その扇にうっすらと千手観音をうたった今様が映ったかもしれません‥

「万(よろづ)の仏の願(がん)よりも 千手の誓ひぞ頼もしき 

   枯れたる草木もたちまちに 花咲き実熟る(みなる)と説いたまふ」

<多くの仏の願よりも、千手観音の誓願は頼りに思われる。「1度千手におすがりすれば、枯れた草木も蘇って花咲き実が熟る」とお説きになられている。>

※ご朱印には、扇で遮る西日が描かれ、扇には今様が書かれています。右上には法住寺の紋である「葉菊」が押印してございます。

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◎5月3日『後白河法皇忌』特別参拝記念のご朱印/500円(護摩木1本付き)

※後白河法皇ご命日である5月3日法皇忌、特別参拝料1,000円納めていただき、特別参拝いただきました方につきましては以下・写真のご朱印を授与いたします。ご朱印は別に500円必要となります。

なお、枚数に限りがございますので、なくなり次第参拝記念・ご朱印は終わらせていただきます。何卒ご理解いただきますようによろしくお願いいたします。

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法住寺東側に位置する後白河天皇陵・法華堂には、もともと普賢菩薩がご本尊としておまつりされておりました。しかし、その普賢菩薩は明治時代の神仏分離によりご不在となり、秘仏・運慶作法皇像のみがおまつりされております。現在、法住寺では先代住職の意思を引き継ぎ、普賢菩薩を新しく造顕し、もとの姿に少しでも戻るようにおひとりおひとりに納経という形でお願いしております。(※般若心経・納経/1,500円 随時受付しております。詳しくは寺務所までお尋ねください。)

先ずはその姿であったことを皆さまにも知っていただきたいという気持ちを込め、法皇忌・特別参拝記念のご朱印には普賢菩薩のお姿(蓮に金字にて梵字「アン」、朱字にて普賢菩薩)を描かせていただきました。何卒よろしくお願いいたします。

※3日法皇忌では、すべての参拝記念・ご朱印が授与可能でございます。

 

◎花咲く法住寺(4月24日付)

今、法住寺にはたくさんの花々が次々と咲き始めております。気候も段々と過ごしよくなってまいりました。ぜひ、お参りに併せて、春のひとときをゆっくりとお過ごしください。少し写真にてご紹介致します。

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※七条通りから法住寺へ向かって歩いてくると塀から満開の八重桜が迎えてくれます。大門入ってすぐ右側にございます。

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※お稲荷さん前にて咲き始めた藤。これからが楽しみですね。

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※数少ない牡丹。今日、八重桜の下をふと見てみたところ、1輪の牡丹が咲き始めておりました。

28日お不動さんのご縁日までもっておくれよ、牡丹の花。

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※つつじもさつきも次々に咲き始めております。小さくて可愛らしいですね。

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※本堂裏にひっそりと咲くやまぶき。綺麗な黄色ですね。春は目に鮮やかに映るものがたくさんあり、こころが洗われるようです。

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※本堂裏・駐車場に咲き始めた黄色のモッコウバラ。白色のモッコウバラはこれからのようです。車でお越しでない方もぜひ駐車場まで足を運んでみてください。

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皆さまのご参拝、こころよりお待ち申しております。合掌