◎6月11日(火)〜梅雨明け(但し、蓮の葉の様子をみて期間延長する場合がございます)
受付時間/9時・10時・11時・12時・13時・14時・15時
(今年より受付時間を1時間毎10名までと致します。予約不可、先着順となります)
納経料2,500円(住職直書きの見開きご朱印付き)
※「蓮写経」は雨の恵みをいただいて写経します。蓮の葉に雨のしずくがない場合、「蓮写経」はできませんのでご了承ください。また、住職直書きの見開きご朱印付きとなっておりますが、住職不在の場合は納経料2,000円にて片面の書置きとなります。
〈 受付のご案内 〉
受付時には必ず「蓮の写経をお願いします」とお申し出ください。お申し出がなければ、通常の写経のご案内となります。また、「蓮写経」では住職が特別なご朱印を見開きにて直にお書き致します。必ず、受付時にご朱印帖をお預けください。但し、大判のご朱印帖はお預かり出来ませんので、ご注意ください。合掌
各地方が梅雨入りし、いよいよ近畿地区も梅雨入りでしょうか・・。
この時期は不安定な天候が続き、雨が続くとなんとなく気分が滅入ります。
日々の通勤、通学時の満員電車、満員バスでは手に雨水が残った傘を持ち、気を付けていないと服が濡れてしまいます。たとえ自分が気を付けていても、電車、バスの中は傘だらけであって、他人の傘に付いた雨水が服に付いて濡れてしまうこともあります。外であっても、足下の水溜りに気を付けなければいけません。
しかし、梅雨の時期、普段の雨でもあまり良いイメージを持たないのは私たちの身勝手なこころであり、それは本質を見ず、目先のことしか考えていないということです。梅雨の時期にまとまって雨が降るということは自然にとってはかかせない恵みであり、私たちにとってもかかせない恵みです。目先のことしか考えない日々を続けていると、こころは疲れていく一方です。こころを心地よいリズムにするには、やはり日々の行い、そして、こころの糧というものが必要です。
今、境内では蓮がすくすくと元気に育っています。雨が降ると蓮の葉に宝石のような大変綺麗な雨のしずくが溜まります。そこで、この梅雨の時期、「蓮写経」として蓮に浮かぶ雨のしずく(恵み)を少しいただき、硯に移しかえ、ご自身でこころを整えながら墨で磨っていただきます。いつもより少し時間がかかりますが、雨のしずくをいただくひととき、墨を擦るひととき、そして、写経するひととき、どれも自分にとって大切なひとときになることでしょう。ぜひ、こころ落ち着くひとときをお過ごしください。
何度も申しますが、「蓮写経」は雨のしずく(恵み)があってこそのお勤めとなります。日によっては雨のしずくがない時もございます。その時はまた、日を改めてお勤めください。
・「蓮」写経 納経の証し(住職直書き/見開きご朱印)
※1回目・・「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」と書いてあります。
蓮は泥池の中から清らかな花を咲かせます。煩悩を泥池にたとえ、菩提を花にたとえて、煩悩の中に菩提〈仏〉の要素はあると考えるのです。泥池の中に花を咲かせる養分が含まれているのですから、煩悩を菩提を求める活力とせよということです。
※2回目・・「発心(ほっしん)」と書いてあります。「発心」とは「発菩提心(ほつぼだいしん)」の略で、菩提〈仏〉となるこころを発しましょうということです。
※昨年、今年の「蓮写経」のご朱印についてお話しさせていただきました。1回写経された方、また、ご縁に恵まれ、2回3回写経された方。それ以上の方もおられました。こちらもその都度、特別な見開きのご朱印を授与し、皆さま本当によくお勤めされました。梅雨が明け、受付終了のご報告とともに来年は続きから再開しましょうとお伝えしましたが、去年のご縁を引き延ばすという考えはどうなのか・・。有難い言葉も頂戴しておりましたので、大変悩みました。しかし、去年のご縁、今あるご縁はその時のもの。やはり、今年はまた新たに1回目から始めていただきたいと思います。何卒ご理解いただきますように宜しくお願い致します。
・「蓮」写経 納経の証し(住職不在時のご朱印/片面の書置き)
皆さまのお参りこころよりお待ちしております。合掌