~ 義士会法要 ~

◎12月14日(土)午前10時半/毎年開催 ※お茶席は午後3時まで

 ~  義士会法要  ~

 拝観料1,500円(討ち入りそば・お茶席・祈願護摩木1本付き)

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※門前の看板。法要間近には七条通りにも同じ看板が立ちますので、目印にしてお参り下さい。
元禄の時代、大石内蔵助が大願成就を祈ったとされる法住寺・ご本尊身代り不動明王ご宝前にて、法要が営まれます。

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・10時半 ご本尊身代り不動明王ご宝前にて、四十七義士追善の法要と献茶式

法要と住職の法話の後、書院にてお茶席(1席目よりご案内)※お茶席は午後3時まで

※献茶式は、祇園東芸妓・富津愈さんに勤めていただく予定となっております。
※太夫道中はございません。

◎講談師「旭堂 南雲/きょくどう なぐも」による公演

※本年、初めての公演となります。

・11時半 『赤穂義士銘々伝・堀部弥兵衛の駆けつけ』

(あらすじ) 赤穂義士のなかで最高齢の堀部弥兵衛金丸は、同士や家族から討ち入りする事を心配されてしまう。そうとは知らない弥兵衛は、討ち入りの刻限まで仮眠することに。これ幸いと、弥兵衛の家族はこのまま起こさずに寝過ごさせようと考える。しかし家族の願いもむなしく、弥兵衛は目を覚ましてしまい吉良邸へ駆けつける。

ー 小休憩 ー

・12時半 『赤穂義士外伝・八百屋甚兵衛』

(あらすじ) 吉良の倅である上杉綱憲、その家来が千坂兵部。赤穂浪士が吉良邸へ討ち入りするという噂を聞き、千坂兵部は吉良を守る為に様々な手を尽くす。その一つが、吉良邸の裏に住む八百屋の甚兵衛の手を借りる事だった。もし討ち入りがあった時にはすぐに知らせる様、千坂兵部は甚兵衛へ申し付ける。そして迎えた討ち入り当日。討ち入りに気付いた甚兵衛は急いで上杉の屋敷へ走るが…。

 

◎拝観受付口/大門前(本堂寺務所ではなく、大門前となります。ご注意ください)

 拝観料1,500円(討ち入りそば・お茶席・祈願護摩木1本付き)

お茶席は拝観受付順となっております。(1席/30~40名)
例年、法要後のお茶席は大変な混雑が予想されます。ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。
お急ぎの方には、お持帰り用のお茶菓子を用意しておりますので、寺務所までお申し出ください。

 

◎ご朱印のご案内 ※受付時間/午前9時~10時、11時半~16時

(法要直前、法要中は一旦ご朱印の受付を停止致します)

①義士会法要 ご朱印 2,000円/拝観料・討ち入りそば・お茶席・祈願護摩木1本付き

※こちらのご朱印は法要参加の方のみ授与となります。尚、受付は大門前ではなく、寺務所となりますのでご注意ください。

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・右手に「表門隊」、左手に「大石内蔵助」

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右手に「裏門隊」、左手に「大石主税」

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※こちらのご朱印は昨年に引き続き、47枚(47義士)限定となります。前回とデザインは変わっております。また、それぞれのご朱印には討入された義士の名前が書かれております。どのような方であったか・・授与された方は調べてみませんか?1人1人…思いがあって討入されたはずです。現代とは違う時代とはいえ、日本人としてそのこころを大切にしたいものです。。

〇「表門隊」・・大石内蔵助、原惣右衛門、片岡源五右衛門、間瀬久太夫、堀部弥兵衛、近松勘六、冨森助右衛門、奥田孫太夫、矢田五郎右衛門、早水藤左衛門、岡野金右衛門、吉田沢右衛門、貝賀弥左衛門、大高源五、岡嶋八十右衛門、武林唯七、松村喜兵衛、勝田新左衛門、小野寺幸右衛門、間重次郎、矢頭右衛門七、神崎与五郎、横川勘平

〇「裏門隊」・・吉田忠左衛門、小野寺十内、大石主税、磯貝十郎左衛門、潮田又之丞、堀部安兵衛、赤埴源蔵、大石瀬左衛門、間喜兵衛、中村勘助、菅谷半之丞、不破数右衛門、千馬三郎兵衛、木村岡右衛門、倉橋伝助、杉野十平次、前原伊助、間瀬孫九郎、奥田貞右衛門、村松三太夫、茅野和助、間新六、三村次郎左衛門、寺坂吉右衛門

義士会法要 ご朱印 500円/祈願護摩木1本付き
※枚数に限りがございます。なくなり次第受付終了とさせていただきます。

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今年の「義士会法要」のご朱印には、太夫の三本歯の高下駄を描き、こったい(京都の太夫の呼び名)と書きました。下の写真(「京をんな 太夫として生きる」)は以前まで法住寺を支えて下さった高砂大夫の最初で最後の自叙伝です。惜しくも、執筆後にお亡くなりになられました。法住寺では先々代の頃より太夫道中が奉納され、一時中断されたとはいえ、高砂太夫によって新たな太夫による道中が復活しました。現在はまた太夫道中は中断されていますが、いずれ再び復活できる日を願っております。

自叙伝『第三章 太夫に憧れて 「こったいさん」と呼ばれて』に、「島原は古くから、『もてなしの場』とされてきました。その主役を務めるのが太夫です。ここ京都の太夫のことを『こったい』と呼びます。たとえば、高砂太夫は踊りに『凝っている』とか、能に『凝っている』など、諸芸や趣味に『凝った』ことから『こったい』の名称がついたといわれています。また、太夫を『こちらがわの太夫』『こっちの太夫』と呼んでいたのが『こちの太夫』となり、さらに短くなって『こったい』に転化したという説もあります。いずれにせよ、島原では、いまも太夫さんのことを『こったいさん』と呼んでいます(以下省略)。」とあります。こういった普段聞くことのできないお話しが京都弁でおもしろくおかしく書かれています。

今回は高砂太夫を想い、そして、皆さまにも太夫とはいかなる人か…生涯か…そのようなことを知っていただきたく、ご朱印を考えました。ご興味のある方はご朱印だけでなく、ぜひ手に取って読んでいただきたいと思います。ご希望の方は寺務所にてお求めいただけます。

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※「京をんな 太夫として生きる」 高砂太夫・こったい 櫛田一栄(くしだかずえ)

定価:1,600円(税込み)

 

ここ数年、急速な温暖化現象による気温の上昇で、時代の背景が変わりつつあります。吉良邸討入では雪が降っていたそうです…少しでも当時の背景を思い出していただくという意味で、今回のご朱印の紙には通常の奉書紙ではなく、白雪のような少し透き通った紙を使用しております。色々な意味が含まれたご朱印をただ受けるだけではなく、その意味もご理解いただければ幸いです。

本年も皆さまのお参りをこころよりお待ちしております。合掌