◎梅雨入り〜梅雨明け(但し、蓮の葉の様子をみて期間延長する場合がございます)
※正式な発表は、改めてホームページにてご案内申し上げます。
受付時間/9時・10時半・12時・13時半・15時
(受付時間は1時間半毎に10名までとなります。予約不可、先着順となります)
納経料2,500円(参拝料+住職直書きの見開きご朱印付き)
※「蓮写経」は雨の恵みをいただいて写経します。蓮の葉に雨のしずくがない場合、「蓮写経」はできませんのでご了承ください。また、住職直書きの見開きご朱印付きとなっておりますが、住職不在の場合は書置きの御朱印(片面)となります。
〈 受付のご案内 〉
受付時には必ず「蓮の写経をお願いします」とお申し出ください。お申し出がなければ、通常の写経のご案内となります。また、「蓮写経」では住職が特別なご朱印を見開きにて直書き致します。必ず、受付時にご朱印帖をお預けください。但し、大判のご朱印帖はお預かり出来ませんのでご注意ください。合掌
さて、今年もまもなく梅雨入りとなります・・。
この時期は不安定な天候が続き、雨が続くとなんとなく気分が滅入ります。特に今年は新型コロナウィルスの流行によりこころ不安定な日々を送り、収束したとはいえ、まだまだ落ち着かない日々です。
しかし、そのような時こそ、自分自身を見つめ直す良い機会ではないでしょうか?目先の物事にとらわれず、辺りに広がる自然を見渡してみてください。いつも以上に自然は輝きを増しているように思えます。これから始まる梅雨の雨、一粒一粒には生命が宿っており、自然にとっても、私たちにとってもかけがえのない恵みを与えてくれます。こころ不安定な今、雨の音に耳を傾け、こころに心地よいリズムを取り戻しましょう。
今、境内では蓮がすくすくと元気に育っています。雨が降ると蓮の葉に宝石のように輝く雨のしずくが溜まります。
「蓮写経」では、蓮の葉に溜まる雨のしずく(恵み)を少しいただき、硯に移しかえ、ご自身でこころを整えながら墨で磨っていただきます。いつもより少し時間がかかりますが、雨のしずくをいただくひととき、墨を擦るひととき、そして、写経するひととき、どれも自分にとって大切なひとときになることでしょう。ぜひ、こころ落ち着くひとときをお過ごしください。
何度も申しますが、「蓮写経」は雨のしずく(恵み)があってこそのお勤めとなります。日によっては雨のしずくがない時もございます。その時はまた、日を改めてお勤めください。
〇「蓮」写経 納経の証し(住職直書き/見開きご朱印)
※「蓮写経」は1回に限らず、2回、3回と行えます。住職直書きの御朱印もその都度変わります。但し、これもご縁によるもの。良きご縁がございますように・・。
・1回目 ➡ 蓮の絵に、「一滴潤乾坤(一滴、乾坤を潤す)」と書いてございます。
一滴の水が大地を潤し、樹木草花を育み、緑に輝く地球を作り出すということ。一粒の雨もまた、かえがえのない恵み。
・2回目 ➡ カエルが蓮の傘を差す絵に、「治にして乱を忘れず」と書いてございます。
孔子の教え。人生には好調、不調と必ずあるもの・・。何事においてもそのことをこころに置き、日々傘の大切さを忘れないようにということ。しかし、なぜ人は雨が上がるとすぐに傘を忘れるのだろう・・。
・3回目 ➡ 楠の木観音を主に、「思いどおりにならない・・それが人生というもの」と書いてございます。
日々、思いどおりに進んでいるというのは大きな間違い。思いどおりにならないことが人生であって、先ずそのことを受け止めることが大切。「一切皆苦(いっさいかいく)」とは、この世のすべては苦である・・しかし、その苦の中にも楽を見つめることが大切である。
〇「蓮」写経 納経の証し(住職不在時のご朱印/書置き片面)
上質な紙を用意し、蓮を描きました。「雨雫(あめしずく)」と中央に書いてございます。
ご希望の方は、住職在中であっても受付可能です。受付時にお申し出ください。
皆さまのお参りこころよりお待ちしております。合掌